ことばを覚え始める0歳・1歳の赤ちゃんへの絵本読み聞かせが、成長のきっかけになるのは、周知のことですよね。
ただ、今の時期にぴったりの絵本を読んであげたくても、たくさんある人気絵本から、どれを選べばいいのか、子育て初期の私には分からず、本屋さんやネットでたくさん調べました。
3兄弟の母が読み聞かせをして、うちの子どもが自分で「よんで~」と絵本を持ってくるようになった、ことばを覚えるきっかけになったという、実体験の絵本ベスト5をご紹介します。
0・1歳の絵本選びの基準
わが家には、反応がよかった絵本がある反面、期待して買ったのにほぼスルーされた絵本もたくさんあります。敗因は何だったのか、考えてみました。
赤ちゃんの絵本選びに大切だった視点はこんな感じです。
・ストーリーよりも分かりやすさ優先
・長く愛されている絵本は間違いない
・絵がシンプルでかわいい
・ことばにリズムがある
0・1歳の人気絵本ランキング
今回は、現在本を乱れ読みしている小3長男を筆頭に、絵本が好きになった3兄弟に響いた、わが家の絵本おすすめランキングです。
読んであげると、あなたの赤ちゃんも絵本・読書大好きなお子さんに成長するかも。
5位 きらきらなあに?
作:マルク・ブタヴァン 出版社:ベネッセ 定価:― ページ数:16
引用:こどもちゃれんじbaby
こどもちゃんれんじbabyの8カ月号付録の絵本です。たぶん長男の時(7年ほど前)にも、お友だちが持っていたので、ずっと続いている絵本ではないのかと推測しています。
わが家は3男で初めて触れました。
きらきらなあに? はどんな絵本?
ストーリーはないけれど、2見開きで1段落の構成です。
最大の特徴は、絵本の中にくりぬきのキラキラの仕掛けがあり、ページをめくるとキラキラの正体がわかります。
赤ちゃんは光るものに魅力を感じるのでしょうか。何度も読んでほしいと持ってきました。
特に最後のページには、他の付録おもちゃと連動した絵があって、子どもがそれに気づいた時のリアクションには、驚きました(^^)
あ!発見!みたいな顔を1歳児がするんだーって。
絵本読み聞かせのコツ
文章は少ないけれど、説明も不要なかんじ。くりぬきの仕掛けに、まっしぐらです。
読み方にリズムをつけてあげると楽しそうにしていました。。
私は一つ適当なメロディーを決めて、絵本の文を歌詞みたいに歌って読んでいました。
一般販売されていないので、購入するにはちゃれんじbabyに入会する必要があります。
本だけなら、フリマアプリでも出品されています。
4位 てとてでおどろう!あたまかたひざポン
作:La ZOO 出版社:学研プラス 定価:1,200円+税 ページ数:14、6曲
歌が流れる絵本です。歌詞が各ページに載っているので、初めての子育てで赤ちゃんをあやす歌なんて知らない!という方にもおすすめです。
歌詞のページを見れば、曲の内容がイラストで分かるようになっているので、見せてあげながら、一緒に手遊びができました。
手遊びの説明書もついていました。
初版は2008年7月。ボタンを2度押しすれば、曲が止まる仕組み。音量調節なし
絵本読み聞かせのコツ
赤ちゃんが気に入る曲を探ってみて、コレ!という曲があれば、何度も聞かせてあげましょう。そのうち、自分でボタンを押して、一人遊びもできるようになりました。
うちの子は、あたまかたひざポンのリズムが気に入ったみたいだったので、頭から順番にタッチして、自然と触れ合い遊びができるようになっていました。
3位 がたん ごとん がたん ごとん
作:安西水丸 出版社:福音館書店 定価:800円+税 ページ数:20
こちらも人気な定番絵本。
初版は1987年6月。長年赤ちゃんに親しまれているんですね。
初めてのストーリー絵本にぴったりの内容だと思います。
がたん ごとん がたん ごとん はどんな絵本?
ストーリーがあります。機関車が走っていくと、ミルク・リンゴなどのお客さんが「のせてくださーい」と駅で待っています。どんどん新しいお客さんが増えていって、終点はどこなのかな?という内容の絵本です。
イラストがかわいいです。色づかいもシンプルで、私は個人的に1番好きな絵本です。
絵本読み聞かせのコツ
ストーリーがある絵本は、大人にとっては読み聞かせがしやすいし、読んであげたという満足感も高まります。
文章は、「がたんごとんがたんごとん」と「のせてくださーい」だけのページがほとんど。最後の文のみ表現が違います。
内容を分かりやすく赤ちゃんに伝えるには、文章以外のストーリーの流れを伝えてあげるほうが楽しめると思います。
例えば、最初は「ミルクがのせてくださいーいって言ってるね」など、状況を伝えるアドバイスを入れてあげたり、
2・3歳と大きくなったら、「乗るところがないけど、乗せてって言ってるね。どこに乗ると思う?」と考える場面を作ってあげることもできました。
赤ちゃんから幼児期まで長めに付き合える絵本です。我が家では3歳くらいまで出番がありました。
2位 だるまさん の
作:かがくいひろし 出版社:(株)ブロンズ新社 定価:850円+税 ページ数:20
大人気のだるまさんシリーズ。だるまさんが、だるまさんの、だるまさんとの3部作ですが、私の一押しはだるまさんの です。
販売はだるまさんが の方が、圧倒的に多いみたいです。
初版は2008年8月。ロングセラーが多い絵本の世界では、新しい部類に入ると思います。
だるまさんの はどんな絵本?
だるまさんの も、ストーリーはなし。2見開きで1段落になっています。
シリーズ共通のだ・る・ま・さ・ん・の(が・と)の文字と、だるまさんの絵が左右に揺れながら6個並ぶ見開きページ。その次に大きな手の絵と「て」の文字が載った見開きページが続くという具合です。
だるまさんの のおすすめポイントは、手・目・歯・毛という赤ちゃんが理解しやすい体のパーツを使っているところです。
が・と は、もう少し大きな子の方が楽しめる絵本という印象です。うちの3男1歳児は完全スルーでした。
絵本読み聞かせのコツ
赤ちゃんを膝に乗せ、だるまさんの動きに合わせて、一文字ずつ、左右に大きく揺れてやるとすごく喜びました。何度もリピートすると、母はバテバテでした。
うちの3男は、1歳半くらいからこの絵本が大好きで、「て」なら、手をタッチして、「め」なら、目をタッチすると繰り返すと、手や目という言葉を覚えていました。
1位 じゃあじゃあびりびり
作:まついのりこ 出版社:偕成社 定価:600円+税 ページ数:22
多くの絵本紹介サイトで1位紹介されている、ド定番えほん「じゃあじゃあびりびり」。
初版は1983年7月。もしかしたら、パパママも読んでもらっていた本かもしれません。
しっかりした厚紙で、破れの心配はほぼ無用。
どこでも評価されているのには、やっぱり赤ちゃんを引き寄せる力があるのでしょう。ご多分にもれず、わが家の3人ともが、ヘビロテいたしました。
じゃあじゃあびりびりはどんな絵本?
絵本の内容は、ストーリーなし。見開きに大きく絵が1枚。その絵に合わせた名詞と擬音語が載っています。
例えば、犬の絵、「いぬ わんわんわん」という言葉 という具合です。
私は初見で、「へ?それだけ?」って感じたのですが、何度も読んでいると、赤ちゃんの愛着は増すばかり。よんで~という素振りではじめて絵本を持ってくるのは、3人とも「じゃあじゃあびりびり」でした。
生活に身近なものがたくさん載っているので、赤ちゃんの「知ってる!」が絵本の内容と一致して面白く感じるのでしょうか。メカニズムは不明ですが、とても好きになりました。
絵本読み聞かせのコツ
読む時は、絵の実際の動き方をジェスチャーにして、赤ちゃんをあやすと、喜びました。
例えば、犬のページだったら、えほんをパクパク動かして、吠える動きをしたり、赤ちゃんの足を挟むとか。
また、読むリズムも、「いつも」のスタイルを作ると、真似して発音してくれるようになりました。
0歳の時は、反応が薄かったですが、1歳半ごろには、かなり反応が良く、お気に入りのページもできました。
絵本は、量より読む回数
0・1歳児への絵本読み聞かせは、量よりも、同じ本を繰り返し読んであげて、内容を覚えるくらいがちょうどいいかなと思います。
何しろ、子育てがとっても大変な時期です。いろいろ本を選ぶ時間もない、買う手間も省きたいですよね。
いくつかのお気に入り絵本を繰り返し読むというスタイルが、お財布にもやさしくて、読み聞かせを続けるコツかなと思います。
わが家の息子たちが大好きだった絵本という、かなり個人的なランキングでした(^^)