妊娠検査薬で陽性の「妊娠」が出たら、次は産婦人科に行く!が王道ですが、ちょっと待って。
家から近くの産婦人科では、あなたの希望を満たしてくれない場合があります。
早くいかなきゃと焦ってしまい、調べないで最寄りの産院に行ってもそんなにいいことはありませんよ~。
赤ちゃんは初めに行く産婦人科で産むのです
里帰り出産をしない場合、初診でいった産院で産むことになるのです。初めての妊娠の場合、そこまでの覚悟もなく、「妊娠確定してもらう~」という軽い気持ちかもしれません。私もそんなノリでした。
そして、妊娠確定をしてもらったら、「次は〇日後くらいに来てください」と言われます。流れに身を任せていると、もう選択肢はそこで産むか、実家に帰り里帰り出産するかの2択になるのです。1回目の受診前、全く気づいていませんでした。
そもそも妊娠は病気ではないので、保険適応外。初診から全額自己負担という重しが我々妊婦ビギナーのおさいふをおそいます。紹介状もなく産院を変えると、また初めからやり直しになります。だから、あとから産院変えるのはとてもハードルが高い!
そう、初めの産婦人科選びはめちゃくちゃ重要な決定事項なのです!出産は人生の中で1回~数回、大切なできごとです。モヤモヤな気持ちにならず、いい出産ができた、いい産院だったと思いたいですよね。
身近に最近出産した人がいる場合は心強いけど、友達の中でも妊娠が早い方になると、聞く人がいなくて、あわててしまった場合やご両親に相談すると、すぐに近所の産婦人科に行きがち。
あ、ちなみにご両親からのアドバイスは参考程度にしましょう。出産育児を取り巻く情報は、かなりアップデートされています。昔の常識、今の非常識ですよ(^^)
私も夫に報告した後、母にも言いました。でもなんか恥ずかしかったなぁ。そんなテレの気持ちよりも、何をしたらいいか全然わからなくて、しょうがなく言いました。初産の時29才で、友達の中では早めの妊娠でした。
母は「すぐ病院いこう!」と最寄りの産婦人科に連れていこうとしましたが、ちょっちょっちょと待って!と今なら言いたい。
99%以上の正確さを誇る妊娠検査薬で陽性と出たのです、きっと妊娠はしているでしょう。数日医師に診てもらうのが遅くなっても、大丈夫。自分で体を労わり、ふんわりした気持ちで過ごしつつ、めっちゃ検索しましょう。
産婦人科によって妊婦健診の待ち時間、産み方、入院中の過ごし方、費用が、ほんとに全然ちがう!
妊娠するまで、こんなに違うなんて、全くもって知りませんでした。選ぶ産婦人科によって、全てが変わります。こんなにも違うなんてだれも教えてくれなかったー!
違いが大きいのは出産・入院の時なのですが、妊娠したばかりの時にはなかなか想像しづらいと思います。直近で大切になってくるのは、妊婦健診。
なにしろ妊婦健診は回数が多い。だいたい14回くらい通うことになります。待ち時間が長かったり、医師の雰囲気が悪いと、行くたびに疲れるし、これでいいのかとモヤモヤすることになってしまいます。
健診は初めは月に一度、半月に一度、週に一度と出産が近づくにつれて増えていきます。
妊婦健診で産院を選ぶポイント
- 医師は1人?複数いる?
- 待ち時間は長い?予約はネット?時間通りに診てもらえる?
- 診察は丁寧かな。説明は分かりやすくしてくれるかな。
- 質問はしやすいかな。
- 受付の方の雰囲気は?
- こどもは連れていきやすい?託児があったり、キッズスペースは?
- 妊婦用の教室とか、料金は手頃かな
出産・入院で産院を選ぶポイント
- 産み方:
分娩(ぶんべん)方法を選べたりする。バースプランを聞いてくれるたり、無痛分娩(ぶんべん)や和室での分娩ができる産院もある。またスタッフの数や、陣痛の時に一緒にいてもらえるかなど違ってきます。他にも、陣痛が進まない時の対応や、緊急帝王切開への判断など - 過ごし方:
個室、大部屋、トイレやシャワーが室内にあるか、和室や洋室、家族が入室できるか、夫は泊まれるか - 食事:
豪華な食事でお祝い膳があったり、デザートがついたり、普通の入院食だったり、有機野菜を使ったからだにやさしい食事とか。 - 赤ちゃん:
母子同室、赤ちゃんは夜あずかってもらえたり、お風呂に入れてもらえたり、一方全部自分ですることになっていたり - お金:
出産育児一時金(42万円)で足りたり、足らなかったり。つまり自己負担ありか、なしか。出産だけでなく、健診の料金も違ってくる。
比べると、なにもかも違うんです。特にお金!
出産育児一時金は市民病院などは安いので、一時金が余れば、あとから申請して現金でもらえます。例えば出産・入院費用が35万円だったとします。42万-35万円=7万円がもらえるのです。
逆に、個人の産院など支払うことになります。例えば出産・入院費用が50万円だったとします。50万-42万円=8万円を支払います。
どちらを選ぶかはあなたの気持ち・おさいふ次第です。出産にかかる費用はそんなに変わらないと思うので、主に入院中の過ごし方が変わります。
出産育児一時金って?
「お金がかかる!」と言われる出産ですが、「そんなにかかる?」というのが私の感想。一番どかんとかかる、産む時に42万円も補助してもらえるんですから。しかも1枚の申請用紙を産院に渡すだけで、産院の退院清算のときに補助金の分を引いてもらえるありがたいシステムです。
妊娠4ヵ月(85日)以上の方が出産したときは、一児につき42万円(産科医療補償制度の対象外となる出産の場合は39万円(平成27年1月1日以降の出産は40.4万円))出産育児一時金が支給されます。
全国健康保険協会 より
ということで、お金の心配が少し減ると、出産・入院で断然優先したいのは、赤ちゃんよりもママのからだです。退院してから思う存分、赤ちゃんをかわいがってあげましょう。
入院中のからだの回復の具合が、退院してからの生活を左右するといっても過言ではありません。だからこそ、私のめっちゃ個人的意見では、
産院は個室がマスト。他には・・
- 赤ちゃんは夜、新生児室で預かってもらえる。ミルクをあげておいてもらえる。お風呂も入れておいてもらえる。
- 病室は個室。気兼ねすることなく過ごせるのがありがたかった。
- トイレとシャワーは個室内に。産後初日とか歩くのが苦痛です。
- 家族(特に子ども)は宿泊できないルールがあるほうがいい。しばらく一人になれない暮らしが続きます。一人を満喫しましょう。
- Wi-Fiの有無。あった方がいいのか、ない方がいいのか微妙なところ。ぼーっとできる贅沢をかみしめたいところです。
新米ママがリラックスできるサービスが盛りだくさんのところがおすすめです。家に帰ったら、短時間睡眠、赤ちゃんのお世話、最低限の自分のケアとやることがいっぱいです。ここは贅沢させてもらいましょう。
ちょうどいい産院の探し方は、口コミサイトで
近くの情報を探すには、口コミサイトがおすすめです。体験した人の生の声が聞けるので、気になる産院はチェックしましょう。
口コミサイトは、ベネッセのウィメンズパークがおすすめです。口コミが多いです。
もちろん産院のウェブサイトもしっかりチェックしましょう。詳しく載っていることが多いです。書いていないことは電話して聞いてみてもいいかも。電話応対で産院の雰囲気が少しわかりますよね。
産院を決めたら、予約していきましょう
「ここがいい!」と思える産院があったら、さっそく予約をしてみてもらいましょう。