年長さんである5・6歳の子どもがいる家庭は、ぜひ旅行に行きましょう。
なぜなら、来年度からその子は大人並みにお金がかかる子になるからです。
今年度のうちは、電車などの公共交通機関が無料です。そして無料なことが多い「添い寝」宿泊ができるのも今年度がほぼ最後です。
移動もホテル宿泊も次の4月1日が来たら、一部例外を除き全てが有料になります(>_<)
思い立った時が年長さんの子どもと一緒の旅行計画のチャンスです。
(2020年はコロナのせいで、旅行に行かない選択が多くなると思います。ただ、料金のメリットを考えて、近場旅行とか安全を意識しつつも、子どもとの思い出作りにどうでしょうか)
年長が旅行に適した3つの理由
1.無料 or 安い
多くのホテル・旅館が実施している「添い寝」宿泊。これは、主に未就学児に認められている宿泊施設のシステムです。
大人の寝具で一緒に寝るなら、宿泊料を無料、もしくは施設利用料のみにしてくれるシステムです。
ただ、和室にお布団を敷く旅館などだと、お布団幅100cmで親子が寝るのは、既に窮屈な場合も多いと思います。
でも、ホテルのベッドは幅が広いことも多くて、120cmほどあれば、親子でゆったり眠ることができます。ベッドガードという取り付けの柵みたいなのを貸してくれるホテルも多いです。
さらに、電車・バス・船などの乗り物も大人など引率者がいれば無料で乗ることができるのも未就学児ならでは。
国内線の飛行機は満3歳から有料。LCCや国際線は2歳から有料になるので、未就学児ならではのお得感は既にありません。
2.親の負担減
子どもが小さいと、オムツや欠かせないアイテムなど、持っていく荷物がたくさん。それに、機嫌が悪くなって、泣き叫んだり、食事で食べ散らかしたり、パパママが旅行に行って、余計に疲れる!なんて場面も多かったかもしれません。
年長さんともなれば、そんなシーンが激減しているはず。
荷物は自分の分を持ってくれるし、泣き叫ぶこともほぼないし、レストランでお利口に食事をしてくれることだって、もう夢ではありません。
子どものお世話関連のストレスは、ずいぶん減っているのではないでしょうか。
3.記憶に残る旅になる
大きく成長した5・6歳さん。頭の記憶部分も成長したので、思い出を長く覚えていることが可能に!
自分の子どもと思い出話ができるというのは、うれしいものです。
うちの家は、8歳長男が年長の時にオーストラリアに行きましたが、今でも向こうでの事を覚えてくれています。
おすすめの旅|鉄道とフェリー
2020年はかなりイレギュラーですが、本来なら、鉄道とフェリーに乗る旅行がおすすめです。
1.鉄道の旅
大人であれば新幹線は「運賃+新幹線の特急券」が必要です。小学生は大人の半額。
でも未就学児のうちは、大人1人につき子ども2人まで無料で乗車することができます。ありがたい!
これは、JRでも私鉄でも、そして在来線でも、新幹線を含む特急でも同じ。
新幹線などの指定席に子どもを膝に乗せながら一緒に乗るという選択肢と、自由席で子どもの席も確保しつつ乗るという方法があります。
ただ、激込の時期は、自由席でも子どもの席まで確保しながら座るのはおすすめできません。
自分たちも周りの人たちも気持ちよく居るためには、周囲の雰囲気は気にしておきたいところ。
ちょっと空席があるという混雑具合なら、子ども用に一席いただいても大丈夫(^^)
2.長距離フェリーの旅
こちらは強くお勧めしたい旅行スタイル! 長距離フェリーで旅行先までベッドで眠りながら移動する旅です。
あまり知られていないかもしれませんが、国内で実は14航路以上も長距離フェリーが運航しています。しかも最近はじわじわ人気が復活していて、新しい船も続々デビューしています。
※下記マップにはありませんが、大阪~愛媛の航路があることも確認済み。掲載されていない航路がほかにもある可能性はあります。機会があれば、また調べてみます。
引用:日本長距離フェリー協会
素敵ホテルのような船に泊まりながら、目覚めたら目的地に到着。朝一から観光に出発できるって、子連れにはめっちゃありがたい!
そして、未就学児なら無料で乗船できます。船の旅は新鮮なので、大人も子どもも大喜び(^^)
うちは、長男が卒園した3月末にフェリー旅をしました。大阪から別府に行くフェリー旅。子どもがいっしょでも、大人2人の料金で済んだので、お得感すごかったです。
フェリーは客室もベッドもかなりタイトです。でも、私たちが利用したフェリーは4人用の個室で、大人2人のベッドだけじゃなく、残りの2つのベッドも使ってOKというありがたいサービスでした。
おすすめ|ちょい上ランクのホテル
個人的な考え方ですが、国内でも海外でも、ちょっといいホテル・旅館がおすすめです(^^)
国内のホテル・旅館の場合、一般的に3月31日まで未就学児が無料で受け入れてもらえます。
(海外のホテルは国内と違って、「6歳未満」と表記されていることが多いので注意!)
なぜなら、ちょっといいホテル・旅館に来年度から宿泊しようとすると、万単位で高くなるからです。
わが家の場合で例にあげて考えてみます。
沖縄のリゾートホテルで宿泊日は同じ、1泊朝食込で、宿泊者条件のみを変えて、料金検索してみました。
現在、大人2人、小学生1人、未就学(添い寝)2人
1泊61,600円(税込)
来年は、大人2人、小学生2人、未就学(添い寝)1人
1泊72,000円(税込)(>_<)
というかんじで、1泊で10,400円の差がありました(>_<) 2泊だったら2万円!この差は大きい!
そして、子どもが小学生になると、料金が上がるだけでなく、残念な点が2つ。
- 追加ベッドが入り、部屋が狭くなる
- 追加ベッドで、美観的にもイマイチ
もっとリーズナブルなホテルには、来年から選べばいいのです。今年度のうちは、ちょっと背伸びしたホテルにぜひ泊まってほしい!(私も泊まりたい!)
なにしろ、いいホテルには今度いつ泊まりにいけるかわかりません。子どもが大きくなればなるほど、食事代も含めた宿泊料金は上がる一方。
もしかしたら、次にいいホテル・旅館に泊まる時は、子どもが一緒に来てくれず、夫婦二人旅!という恐れだってあります。
今後の旅先選び
だんだん、車移動+安いホテル・旅館、会社の保養施設とか、キャンプなどのお金をかけない宿泊に移っていきます。
それだって、そんなに安くない場合も多いですよ(>_<)
そして、子どもが高学年とかになると部活・勉強で忙しい、思春期突入などで旅行自体に行ってくれないという時期も早々にやってくるでしょう(>_<)
家族全員で仲良く旅行(^^)って案外期間が短いのです!子どもが複数いる場合は、兼ね合いでもっと限られます。
うちの場合だったら、3男は1歳だけど、長男がもう8歳だから、あと3年か4年だけかもしれない(>_<)
「今がチャンスだわ。」と思ったら、旅行時です!家族で実現可能な旅行を計画してみましょう。